生理痛がひどい場合の看護師の悩み

生理になると少なからず体調に変化が現れ、下腹部痛や気分不快を感じることがあります。しかし、生理の終わりが近づけば、次第と体調も戻ってくるのが通常です。
ただ、毎月の生理の際に、強い痛みを感じる生理痛、月経困難症と呼ばれる状態になる人も少なくありません。
これはさまざまな要因で発生します。原因がわかり治療で対処できる場合は良いのですが、多くの場合は、なかなか原因もわからず、治療にも時間がかかる場合もあります。

生理の痛みの程度は他人と比較することが難しいため、自分しかわかりません。
自分が辛いと思っても、他の人からみると、生理中ならそれが普通なのではないか、痛みに弱すぎるのではないかと思われることもあります。そのため、自分自身で我慢したり、鎮痛剤を服薬したりして何とかやり過ごす方も多いです。

看護師の世界はまだまだ女性が多いので、生理中に働く辛さはお互いに感じているでしょう。しかし、辛いといっても休みを簡単にとることもできず、受け持ち患者を少なくして仕事の負担を減らしてほしいというのも言い出しにくいのが現状です。

また、鎮痛剤を使用するほどではなくても、体のだるさや眠さなど、軽い生理中の変化ですら精神的な負担になることもあるでしょう。さらに、夜勤などで疲労が積み重ねると、そこで仕事に対するモチベーションが下がってしまうこともあります。
このように多くの女性看護師が生理中の体調管理、仕事の取り組み方に悩みを持っているので、サポートする何かしらの対策が求められています。